最近購入したラケットがG6のみという悲しい事実にどう対処するか色々検討してみました。幾つか方法があるので検証結果を紹介します。
結論から言うと元グリップを剥がさない or キモニーのグリップチューブという方法で太くするのがベスト。
1. 元グリップをそのまま使う
一部のラケットを除けば殆どのラケットに元グリップ(リプレイスメントグリップ、レザーグリップ)が巻かれています。これをそのまま使うという方法。因みに元グリップは結構重い。9グラム強。
劣化しやすいので、直接グリップを巻かずにサランラップを間に巻いて使うと◎。サランラップを5センチくらいの幅にカットすると使いやすい。中国だとカット済みのラップがバドミントン用として売られてる。
◎メリット
- 簡単
△気になる点
- 元グリップの劣化
- 元グリを無しよりフカフカ感が増す
- 自分で巻き直すのが結構難しい
2. テーピングで使う固定用テープ
非収縮のホワイトテープを使う方法。重ねないで巻くとG6の場合G5.5くらい。若干厚みが足りないけど、元グリがないラケットなんかの場合はお手軽。元グリップを張るのは結構技術がいるので。
◎メリット
- お手軽
- 数百円
△気になる点
- グリップがベトベトする
- 厚みが若干足りない
3. アンダーラップ重ね巻き
Amazon: アンダーラップ
ワンサイズアップするまでアンダーラップを巻き続ける。簡単だけどかなりふっかふかになる。使ってると厚みが減って細くなるのが気になる。
◎メリット
- 簡単
- 安い
△気になる点
- 使ってると細くなってくる
- 握った時のフカフカ感
4. グリップ本体の交換
最後に検討した方法。中国だと1000円しないくらいで交換可能。ボンドを剥がしてグリップを交換するので技術的にもリスクがありそうだったので中止。日本だと丁寧に作業してくれるショップがありそうだから検討しても良いかも。
◎メリット
- 既製品と変わらないグリップサイズ
△気になる点
- 使用感が変わる可能性アリ
- 交換費用が高い
5. キモニーのグリップチューブ
Amazon: キモニー グリップチューブ
収縮チューブを使って厚みを作る方法。Twitterでさこさんが教えて下さいました。20センチで重さは9グラム。グリップの長さによるけど自分は上下合わせて4センチくらいカットしてるから恐らく7グラム強くらい。
固くて握った感じもイイ感じ。ただ実装は結構難易度高め。
さこさんに教えて頂いたサイト:キモニーグリップチューブによるバランスや重量の変化や効果
グリップチューブ装着方法
テニスのグリップを念頭に作られてるようで、最大収縮時はG6だと細すぎるせいか若干余りがある。全体をフィットさせる為に試行錯誤。こんな手順で実装してみた。ダイソンのドライヤーを使用。
1. 全体を最大限に収縮後(若干隙間が残る)、グリップ真ん中辺りを熱し、上下にひっぱってフィットさせて冷やす。
2 次にグリップエンド周辺を熱して同じくひっぱってフィット。最後にキャップ部も同じ手順で。
下記画像みたいになると◎。余った部分はカッターとはさみで処理。
熱した後にひっぱると全体的にフィットしてくれる。冷やした後にもう一度熱すると引っ張った部分が元に戻るので注意が必要。
引っ張る時はかなり熱いので手の皮が厚い人にお願いするのがベストかな。ゴム手袋だと滑らないから作業し辛いかも。
完成はこんな感じ。
◎メリット
- 安価
- 元グリップ無しとほとんど変わらない使用感
- 劣化しにくそう
△気になる点
- 手がやけどしそうになる
- 安いドライヤーだと縮まない
後は普通のグリップテープを二重巻きにするとか、絶縁テープを多重巻きにするとか他にも方法はあると思われます。
日本版のヨネックスならこんな作業は必要ないんだけど。ミズノも頑張って欲しいところ。