【ゴーセン】グラビタス 9.0 SX C.L. 実打レビュー

2019年末頃に発売されたクリス・ラングリッジのシグネイチャーモデル。

ゴーセンが英国ベテラン選手の為に開発したダブルス用のラケットということで、興味が湧いて購入してみました。

公式スペック&テクノロジー

スペックについて凄く細かく公表している点は好感が持てる。おおよそだけどどんな打球感か想像可能。

スイングバランスはヘッドヘビー寄りと表記があるけど、実際に使用した感じはイーブンに近い。

それとグリップはウッドグリップの表面に防水加工した特別仕様。

ゴーセン グラビタス9 0 スペック

テクノロジーについては8.0 SXのレビューをご参考。

【ゴーセン】グラビタス 8.0 SX 実打レビュー

実測スペック

公表しているスペックが正確なので実測はあくまで参考までに。

定番のウェットグリップ (AC108)+ナノジー98に、Yonexアンダーラップを2周巻いてます。

重量(U5) 約89.4グラム
バランスポイント 約288MM

重量

4Uの平均的な重量と思いきや3U並みの重量。うーむ。

ゴーセン グラビタス9 0 レビュー7

シャフトの太さ

6.8mmより僅かに細い6.7mm。一応トレンドにはある程度乗っている感じ。

ゴーセン グラビタス9 0 レビュー1

フレーム&ラケット面

エアロ系のボックスフレーム。ナノフレア700みたいなフォルム。グロメットの溝も三時くらいまでで、見た目はオーソドックスなデザイン。

フレームサイズはオーバーサイズとのこと。ほんの気持ち僅かに大きいように感じる。

ゴーセン グラビタス9 0 レビュー2

ゴーセン グラビタス9 0 レビュー4

ゴーセン グラビタス9 0 レビュー6

塗装

個人的に一番好きなポイントが塗装。ブラックとグレー系の塗装をベースに、メタル系グリーンの配色。サインはメタリックゴールド。ガンダム系のパターンで、既存のラケットの中でも男心を擽るナイスなデザイン。

ゴーセン グラビタス9 0 レビュー3

実打レビュー

ナノジー98に張り直して何日か打ってきました。

弾きが強めで感覚的にはグラビタスというよりは、インフェルノシリーズの範疇に入るラケットのような気が。

正直特段凄くいいなと思うポイントや、他のラケットには無いなと思う点は見つけられませんでした

パワー&トルク

微震動があったり、フレームがブレたりとかそういう問題は皆無。だけど、バランスがイーブンでフレームも薄くないから微妙にスイングスピードが上がりにくくスマッシュは打ってて気持ち良くはない。全体的に硬めなので無理に力を入れればそれなりのスマッシュスピードは確保出来る。もともとスマッシュの速さや重さなんかはそこまで重視していない仕様かと。

個人的にはドライブが一番良かった。硬めで弾きのいいフレームで、普通に打ちやすい。ただ、前述しているけどナノフレア800やオーラスピード90Sほど速くもないし、フォルティウスツアーやアストロクス88S Proみたいな押し込む感もない。悪く言えば特徴の無い平均点よりやや高め。

コントロール

タッチが速く、ネット前やミドルコート付近でのコントロールは悪くない。ラケットのリニア感も上々で、クロスネットやカットなんかも感覚を掴みやすい。

プッシュレシーブも速いテンポでブレずに返せる。振動もない。

ハンドリング

バランスがイーブンに近いから振り抜きが良く感じるけど、実際にはナノフレア800, ナノレイ800なんかと比べると見劣りする。ある程度のフレームの厚さを確保しているので、打球感を維持する為には仕方のない犠牲かも。

管理人の一言

自分の能力では見た目以外で特に優秀な点が見つけられませんでした。

同じような打球感で言えばジェットスピード12二代目が近い。カラー以外のあらゆる点でジェットスピード12二代目が優れているなーという印象です。

タッチの速さとハンドリングで言えばナノフレア800には遠く及ばないし、上からの球はフォルティウスツアーや、黒隼にも及ばない。

強いて言えば、ダブルス向けラケットの中でも平均よりややいい感じのドライブとレシーブ性能が鈍く光ってると言った感じ。それとフレームが大きいって点も悪くない。見た目がイケてるので、外見重視で、性能に大きなこだわりがなく、やや硬めのダブルス向けのラケットを探している人にはマッチしているかと。

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