【ビクター】ジェットスピード12 Ⅱ 実打レビュー

ジェットスピードが新しいオーラスピードに取って変わって流石にもう出ないかなと思ってたら、2020年にビクターはジェットスピード12の2代目を発売。

ジェットスピードシリーズの10と12は数々の名選手が使ってきたビクターの金字塔的なダブルス向けラケット達。韓国やマレーシアのナショナルチームだけでなく、ダブルス世界ランキング1位のケビンもS10, S12を使ってたのは記憶に懐かしい。5年くらいの時を経て復刻したJS12二代目がどんなラケットに変化したのかレビューしてみます。

公式スペック&テクノロジー

スペックで1代目と変わった点は、シャフトの細さと推奨ガットテンションの向上。シャフトは6.8mmから6.6mmへ、ガットテンションは4Uで29ポンドまで張れる。因みにJS12二代目もハイエンドモデルなので台湾製。日本ではまだ発売されていない模様。

ジェットスピード12 2 スペック

テクノロジーで大きく変化した点はグリップ。一応フレームも新設計らしい。

フリーコア

フリーコアというナイロン複合素材のグリップ。ウィルソンもカウンターヴェイルっていう人工グリップを作ってるけど、市場のほとんどのグリップは木製。ヨネックスは頑なに木製。

個人的にビクターのフリーコアは完成度高いと思う。全然違和感ないし、グリップも剥がしやすい。しかも、手あせ凄い人でもグリップが変形しない。上手く作れれば人工グリップの方が利点は多い気がする。

詳しくはこちらをご参照。

ビクター公式:「FREE CORE(フリー コア)懸濁核心テクノロジー」登場!

実測スペック

所有している4U5を計測してみました。

ウェットグリップ (AC108)+ナノジー98にYonexアンダーラップを2周巻いてます。バランスポイントはグリップエンドから測定しています。

重量(4U5) 84.8グラム
バランスポイント 約311mm
シャフト経 6.8mm前後
フレーム厚 (12時) 11.2mm
フレーム厚(3時) 10.8mm

重量

平均的なビクターの4U。

ジェットスピード12 2 レビュー5

シャフトの太さ

シャフトは6.6mmを採用とのこと。実測は6.8mm弱。塗装分かな。最近この細さが主流になりつつある気がする。

ジェットスピード12 2 レビュー2

フレーム&ラケット面

ブレイブソードほどではないけど、ソード系のエアロ形状。フレーム根元まで尖ってます。

ジェットスピード12 2 レビュー3

ジェットスピード12 2 レビュー4

塗装

爽やかなブルーにオレンジのアクセント。塗装パターンは旧ジェットスピードと同じ。所々にラメが入ってたり、カラーパターンはこだわりが伝わってくる。塗装はマット仕上げなので明るいカラーだけど高級感がある。好きな人は凄く好きな配色かも。夏に使いたい。

ジェットスピード12 2 レビュー1

実打レビュー

発売してすぐに購入して一年近く使ってきました。全体的にバランスの良い仕上がりで、「時代に合わせてモデファイされたジェットスピード12」と言った感じ。

わりと誰にでも勧められるラケット。好敵手はナノフレア800辺りでしょうか。

ジェットスピード12 2 レビュー6

パワー&トルク

自分の4Uはややヘッドヘビー寄りのイーブンと言ったバランス。前作や88D、ツアーほどはヘッドヘビー感はない。シャフトは前作よりマイルドになったり、バランスがイーブンに寄ってる事から、前作より上から打つ球のパワーは衰退してます。

上からの球は全力で打っても振り負けないけど、若干ソリッド感に欠けるからバックラインから打つような球は後半シャトルが伸びない。だけど完全な前衛用みたいなラケットとは違ってそこまで物足りなさは感じない。ビクターの打球感は変わらず健在。

ドライブはほんと気持ち良い。というかドライブがジェットスピード12二代目の最大の特徴かも。ここは前作より確実に良くなってる。タッチがナノフレア800並みに速い。速いんだけど、バキバキではなく、ほんのり粘りがあるから打ちやすい。弾きもかなり良いほうかな。

コントロール

ダブルス向けだから球持ちがいいラケットではないのは確か。クリアは打っててそこまでブレは感じない。苦もなくパチーンと飛んでいきます。一部のビクターラケットに見られた微震動が無く、そういう観点でもいい感じで仕上がってるなと。

ビクター的なリニア感もそのままなので、カットとかドロップでシャトルがガットと触れてる感が伝わってくる。球持ち感は薄め。ここら辺はほんと好みだけど。

プッシュレシーブ。シャッキリしてるからコンパクトなモーションでも速く球を返せる。振動もないし。レシーブからドライブの切り返しとか速くていい感じ。

ハンドリング

バランス的にイーブンに近いヘッドヘビーなので、前作より取り回しが良くなってる印象。シャフトの細さも関係あるかもしれない。ただしナノフレア800ほどは速くない。だけどその分僅かに上から打つ球のソリッド感は上がってる。

多分バランスウェイト的には88Sに近いと思うけど、物理的に軽いから実際の取り回しはJS12Ⅱの方が良く感じるかも。

管理人の一言

ブレイブソード11の復刻は失敗した感じがしたけど、ジェットスピード12の二代目は現代のニーズに合わせて上手く仕上がってるなーと。

前作より尖り感は薄れてバランスはイーブン寄りに、シャフトも前作よりマイルドになっているので、前作が好きだった人は物足りなさを感じるのは確か。悪く言えば無難になった感じ。だけど、個人的には前作より使いやすいし、速度とドライブを重視するスタイルの人なんかは二代目の方が使いやすいんじゃないかな。

アストロクス88Sよりタッチが速くて、ナノフレア800よりは厚めの打球感が欲しい人なんかにお勧め。

それとこのフリーコアいい感じです。元グリップが簡単に奇麗に剥がれる。

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